このたび、2025年5月17日に開催されました定時社員総会におきまして、当協会の第7代会長を拝命いたしました。重責を痛感するとともに、身の引き締まる思いでございます。微力ながら全力を尽くし、職務に邁進する所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。
当協会は、2001年2月に「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会」として発足し、2012年10月に現在の法人格を取得して以来、回復期リハビリテーション医療の質の向上に取り組んでまいりました。人材育成と実態調査を二本柱とし、研修会や認定制度を通じた専門職の育成、ならびに実態調査に基づくエビデンスの構築と診療報酬改定への提言を継続的に行っております。これまでの歴史をしっかりと受け継ぎ、皆様とともに歩み、成長する協会を築きながら、今後もさらなる発展を目指してまいります。
また、2000年に回復期リハビリテーション病棟および介護保険制度が創設されてから25年が経過し、現在は新たな地域医療構想が模索されるなか、医療・介護・福祉制度全体が大きな変革期を迎えようとしています。故・石川誠名誉会長をはじめとする先人たちが築き上げた礎を大切にしつつ、時代に即した制度設計に対しても、積極的に提言してまいる所存です。
私たちの行動は現在にとどまらず、未来のリハビリテーション医療の発展につながっているという強い使命感を胸に、リハビリテーションマインド(正しさを追求する精神、チャレンジ精神、損得抜きの精神、障害を有する人々と共に歩む精神、チームアプローチ)を次世代に確実に継承し、地域共生社会の実現に貢献できるよう、一層の努力を重ねてまいります。
会員の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。